あれは、忘れもしない2000年11月3日。
当時、中学生だった僕は、テレビを通して初めて見た全日本選手権で、衝撃的な剣道に出会った。

史上初の三連覇に挑戦していた現役キャリア末期の宮崎正裕先生の剣道である。

相手の竹刀を払ったり、巻いたり、竹刀を開きながら攻めていく姿に衝撃を受けた。
「今、日本一強い選手はこんな剣道をするのか!?」
「俺は、こんな剣道は習ったことも見たこともないぞ、俺がこんなことをやったら先生方(当時指導を受けていた)に怒られるんじゃないか?」
「でも、強すぎる!!!」
「かっこよすぎる!!!」
「速すぎる!!!」
「天才とはこのことをいうのか!?」

と、こんな具合で感動した。
録画したビデオを何十回も見た。

それ以来、宮崎先生は、僕の憧れで、崇拝する剣道選手となったのである。
先生の試合を見ていると、剣道を研究することを忘れ、芸術鑑賞の領域に入ってしまう(笑)